ピラティスについて
ピラティスとは1920年代にジョセフ・F・ピラティスさんという方が発案したエクササイズ メソッドです。もともとは戦時中だった当時の負傷した兵士さんに対してリハビリトレーニングとして用いられていました。
現在ではトップアスリートから高齢者の方でもできるような運動で、その人に合った難易度に調整することができ、だれでも気軽に行える運動として色々な国で多くの人が行っています。
一般的なイメージとしては、ピラティスは「体幹トレーニング」という認識が多いですが、実は単純な筋トレだけではないです!
ピラティスさんはこのメソッドのことを『コントロロジー』と名付けました。『コントロロジー』とは全身の筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問としています。
つまり、筋肉や姿勢などの外見的な部分だけではなく、精神面や心など体の内面的な部分に対しても効果が出てきます。
もちろん体幹トレーニングなどの筋トレの要素もありますが、それだけではなく精神的なストレスなどに対しての耐性力も強化できるということです!
札幌のピラティスインストラクター
ピラティスインストラクター 山本 和真
・PHI pilates MAT1インストラクター
・PHI pilates MAT2インストラクター
「自分もピラティスを始めたばかりの時は運動不足で、体が硬かったり筋力もサッカーをしていた学生時代よりも落ちていて、これはまずいと思っていました。ですが、ピラティスをやっていくうちに体の変化を感じることができてきました。ピラティスでは『ピラティスを10回やると気分が変わり、20回やると姿勢が変わり、30回やると体の全てが変わる』という言葉があります。ピラティスは回数を重ねるごとに体の変化を感じることができます!」
ピラティスの原則
ピラティスはただ体を動かすのではなく、頭で考えながら行うことが大切になってきます。意識することでピラティスの効果が飛躍的にアップするピラティスの6つの原則というものがあります。
- 呼吸:深くゆっくりと呼吸。から全身に酸素をとどけるようなイメージで深い呼吸
- 集中力:体のすみずみまで集中することで、心と体の鍛錬になり、自分の体を知ることができます
- センタリング:すべての動きは体の中心を基準として意識することにより体が安定し、正確に行えるようになります。
- コントロール:反動や勢いをつけずに呼吸と集中力によって動きをコントロールします。
- 正確性:正確なポジションをキープし、正確な動きを行うことによって、効果がアップしていきます。
- フロー:動きの流れを意識し、動きを滑らかに行うことです。
ヨガとピラティスの違いは?
ヨガとピラティスの違いをよく聞かれますが、ヨガはインドで発祥し精神的な安定を得るために「瞑想」が主体となっています。飢えや戦い、病気などの苦しみから救われるための方法で悟りに至る手段として瞑想があります。つまり、スピリチュアル的な要素が多く、そもそも運動という枠組みで捉えない方がいいかと思います。なので、運動要素が強いピラティスとはそういった部分で似て非なるものです。
ピラティスはリハビリが起源なので運動の要素が強く、運動の方法もいろいろなものを参考にしており、その中の一つにヨガがあるので似たような動きがあります。
ピラティスのなかには『Study of movement』(=動きの学習)という言葉がありますが、特に体に負担のかからないような動き方や使い方を学ぶことができます。そうすることで、強くしなやかな体を得ることができ、怪我や病気になりにくい体づくりが可能となってきます。
したがってヨガとピラティスの大きな違いとしては、それぞれの起源が違いますので、似たような動きがありますが、それぞれに対する思考や目的が違ってきます。
ピラティスをすると何が良いの?
ピラティスの効果としては大きく分けて、外見的な部分と内面的な部分があります。
外見的な部分としては、弱化している筋肉、硬くなっている筋肉の改善により姿勢が変わってきます。姿勢が変わることで、体にとっても負担が軽減し、動きやすさも感じてきます。また、シンプルに筋力がついてくることで、体の代謝があがったり、ダイエット効果もあります!
ピラティスでは体の中心であるコアが安定してきますがそうすることで、手足が滑らかに動かせるようになってきます。その結果、より一層体に負担のかからない状態を作ることができます。
内面的な部分としてはピラティスの原則でもあるように呼吸を重要視しています。なので、呼吸を意識することで自律神経のバランスも整ってきます。自律神経のバランスが整うことで、免疫機能が適切に働き、病気にかかりにくくなってきます。また、自律神経はちょうど背骨にそって存在しているので背骨の柔軟性というのは自律神経にとっても大切になってきます。ピラティスではちょうどその背骨の柔軟性を向上させてくれる種目がたくさんあります。自律神経のバランスが整うと、精神的なストレスに対しても強くなってきます。
グループレッスンとパーソナルレッスンの2種類があります
グループレッスン(60分):最大6人での少人数制なので周りを気にせず行っていただけます
パーソナルレッスン(60分):1対1でのレッスンになります。ご自身の体の悩みに合わせてオリジナルのピラティスレッスンになります
『ピラティスを10回やると気分が変わり、20回やると姿勢が変わり、30回やると体の全てが変わる』