こんにちは
現在,筋膜の修士学位論文の修正と来週から行く,OMPTの臨床実習の予習で書斎から出られない
北海道の筋膜調整セラピスト 兼 北海道の筋膜研究家
北海道の理学療法士_カズ_です
今日はOMPT『国際徒手理学療法士』について
今から,5年前にOMPTのベーシックコースに参加し,3年前にアドバンスコースへ進級
昨年,OMPTの筆記テストに合格し,臨床実習の選抜実技試験に合格しました.
OMPTのカリキュラムには、理学療法士の学生の時と同じように「臨床実習」があり,病院勤務の私ですが他の病院に1週間実習しに行き、OMPTの国際インストラクター(チェコ人)の下で実際に患者さんの評価と治療を行います。
実際に国際インストラクターの下で実習を行うため、臨床実習に参加できる定員が限られています。そのため、先日行われた「OMPTの筆記試験と実技試験」に100名ほどの参加者から上位で合格した日本の理学療法士達が臨床実習に参加できます。
今年度H31年に臨床実習に参加できる理学療法士の定員は「24人」
筆記試験と実技試験の上位24名が参加できます。
それ以外の人たちはまた【再来年】以降となります。
OMPTになるのも、なかなか狭き門なのです。
OMPTとは「国際徒手理学療法士」と呼ばれる世界共通の理学療法士の資格です。
「IFOMPT」と呼ばれる「国際徒手理学療法学会」が認めた「専門職大学院のカリキュラム」に則った大学院や学会の講習会(日本:日本徒手理学療法士学会)を卒業した者が取得できる資格です。
北海道ではまだ11名しかOMTを取得したPTはおらず,日本全国でも数少ない世界基準の資格です。
そんなこんなで,私は皆さんから【筋膜調整のスペシャリスト】と認識を持たれておりますが,
実はOMPTの取得も間近なのであります.
実のところ,ぶっちゃけ私は全くOMPTには興味がありませんでした.
職場には3人のOMPTがいるし,人と同じことはしたくなかった.
なぜ、OMPTを学ぼうと思ったのか?
それは「筋膜マニピュレーション」との出会いでした.
「筋膜マニピュレーション」を学ぶに連れて,OMPTの重要性を再認識しました.
それはなぜか?
筋膜マニピュレーションとは,基本的に患者の病態を筋膜機能障害と捉え,筋膜を調整する治療コンセプトです。
だからこそ,どのような症状の方もまずは筋膜の問題を捉えましょう.というのが始まりです.
でも私は,筋膜マニピュレーションを学べば学ぶほど,「この人が筋膜に問題がある!」と確信をもってから、筋膜マニピュレーションをやるべきだと思いました.
だからこそ,OMPTの評価技術を学び,本当に「筋・筋膜」に問題が起こったと確信を持った時に筋膜マニピュレーションができればと思っています.
筋膜マニピュレーションで理事を務めて,教育する立場に立ったからこそ,この手技を使えるかどうかの見極めをすることが重要だと考えています.
筋膜を治療するには「痛み」を伴う治療手技なので,リスク管理や確証を持って治療をやりたい.
だからこそ,私は筋膜マニピュレーションを学んだ後にOMPTのカリキュラムに参加しました.
そんなOMPTのカリキュラムも,残すところ来週の臨床実習と患者治療の試験
うまくいけば1年以内にはOMPTの取得です。