おはようございます。
Fascial Manipulation®Specialist の北海道の筋膜調整セラピスト兼 筋膜研究家
北海道の理学療法士_カズ です。
本日は,Fascial Manipulation®(筋膜マニピュレーション)Level2の講習会アシスタントとして東京に来ております。
近年,世界的にFascia(膜・筋膜組織)が多くの領域で注目されており,私も6年ほど前からこの「膜・筋膜組織」に興味を持ち多くの書籍をあさったり,自身で研究をしてみたりといろいろと行なっておりました。
その中で,Fascial Manipulation®(日本では筋膜マニピュレーションと呼ばれる。)は多くの筋膜の理論の中でも一番体系化されていると感じ,深く学んでいました。
Fascial Manipulationスタッフによる説明(記事ジャンプ)
Fascial Manipulation® (筋膜マニピュレーション)とは?
スタッフとして関わる前も,自分がこの理論が理解できるまで,東京で講習会が開催されるたびに復習参加として参加してきました。
ふと思ったことが‥
私が受講生として参加した、Fascial Manipulation®Level1第2期から現在Level1だけでも13回行われておりますが,日本で初めて開催されたLevel1第一期以外のすべてのLevel1の講習会にスタッフになる前から参加していたことに気が付きました。笑
でも,そうやって参加しているうちに徐々に理論を本当に理解できるようになってきました。
一回の講習会に参加するだけでは到底理解できないのがこの理論体系。
理解した。と完結することも簡単ですが,今思えば,今でも私自身Level1の発見が多くあります。
しかし,現在もFascial Manipulation®は常に進化しており,年々イタリア人講師が日本に来られるときには新しい情報が追加されています。
それは,Fascial Manipulation®の創始者 Luigi SteccoやFasciaの解剖学で有名の娘のCarla Stecco. そして息子のAntonio Stecco.たちが日々Fasciaの研究を行っている結果,新しい知識が追加されているからです。
私も先月Antonioと羽田空港まで一緒に帰ったのですが,その時に今私が行なっている筋膜の研究について相談に乗ってもらいました。相談だけではなくAntoniも私の行っている研究に興味を持ってもらい,「ぜひ論文にしたら送ってくれ。」と,筋膜で最前線で世界的にも一番研究をしているのではないかという人なのにまだまだ新しい知見に興味を持つとても,フレンドリーで探究心が旺盛な方です。
日本では,あまりそんな方はいないな〜と関心しました。
日本では偉くなってしまうと,探究心が薄れ,講義の授業も何年も同じものを使ったりしている人も多くいます。
私も色々な講習会に参加していると,「この先生いつの時代の理論を喋ってんだろう。〇〇博士とか〇〇専門家,〇〇のスペシャリストと呼ばれてるけど、現代の論文とか全く読んでないんだな〜」
という方々がとても多く感じます。
私も大学院に行くようになってから,そういうことに気がつけるようになってきました。
話はそれましたが,
だからこそ,私はこの「Stecco Family」が考案し構築した Fascial Manipulation®がとても大好きな理論の一つとして勉強を続けています。
日々進化し,理論の創始者が未だに研究を続けている。とても素晴らしく,日本人が見習わなければいけないことだなと思うことですね。
そうやって,自分が好きなFamilyの理論を今では指導する立場になってしまいました。
指導者の立場として,また日々多くのことを探求しなければなりません。
そして,ただただイタリア人講師が言ったことを伝言ゲームのように伝えるだけでは,私が指導者として語る意味はありません。
私の分野である,「筋膜研究」「徒手療法」「スポーツリハビリテーション」をエッセンスとしてさらに良いFascial Manipulation®を伝えていければと思います。
教わる人も10人10色
教える人も10人10色
だから,受講生のみなさんも色々なスタッフに声をかけていただき,「好み」を見つけていただければと思います。