Ⅶ.他動運動テスト

そして,自動運動で患者さんの動きの範囲や質,脊柱で言えばどこの分節がより動いているように見えるか?など,患者さん自身で動くことによってどのような症状がどの範囲で出るか?などが観察可能である.

そして,他動運動によって以下の確認が可能です。

 

 

他動運動での注意事項

 ・各運動において痛みがいつどこに生じるか?

・運動によって痛みの強さや質が変化するか?

・運動制限のパターン運動のエンドフィール

・関連する関節の運動

・関節可動域

また,End feel(最終域感)についても理解しておく必要がある.

 

そして,Joint Play

主にJoint Playは非収縮性組織(関節包,靭帯,軟骨)の状態を観察するために用いられる.

また,End Feelと組み合わせることによって,その関節部位の何が原因となって症状を有しているかが理解できる.
繰り返しになるが,運動器疾患は以下の特徴があります。

運動器疾患の疼痛の特徴

1.荷重により疼痛は誘発、増悪する。

2.免荷により疼痛は緩和する。

 

主に,自動運動と何が違うのか?について,抑えておくと良いかもしれません。

自動運動と他動運動の違いについて以下にまとめました。

 

自動運動と他動運動テストでの結果の見方

 

PTカズ
必ず,自動運動と他動運動の痛みの起きる方向や可動域の差などをチェックする必要がある.

 

 

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執筆者: 北海道の理学療法士_カズ

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